富士宮市で年齢による変化を相談したい方へ|漢方でいう五臓の『腎』を守る暮らし方


年齢とともに疲れやすい、足腰や髪・耳・排尿などの変化が気になる方へ。
漢方でいう五臓の『腎』とは何か、食事・睡眠・生活からできる養生を富士宮市のかぎや薬局がご紹介します。

かぎや薬局 薬剤師 吉澤恵里子

年齢を重ねると、疲れやすかったり、足腰や髪・耳・排尿などに変化を感じたりすることがあります。
漢方では、こうした年齢による変化を考えるときに五臓の『腎』という考え方を大切にします。
敬老の日をきっかけに、これからも元気に過ごすための『腎』の養生を考えてみませんか?

9月になると、敬老の日があります。

2026年の敬老の日は9月21日(月)。
「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という趣旨の祝日です。
ご両親や祖父母に、「いつまでも元気でいてね」と声をかける機会も増えるのではないでしょうか。
プレゼントを贈ることも素敵ですが、これからの健康についていっしょに考えることも、大切な贈り物のひとつだと思います。

年齢を重ねると、若いころとは少しずつ身体の感じ方が変わってきます。
「以前より疲れやすくなった」
「足腰が気になるようになった」
「髪や耳の変化が気になる」
「トイレが近くなった気がする」
そんな変化を「年齢だから仕方ない」と、そのままにしていませんか?

漢方では、年齢を重ねる中で起こるさまざまな変化を考えるときに、五臓の『腎』という考え方があります。
今回は、漢方でいう『腎』とは何か、そして毎日の暮らしの中で『腎』をいたわるためにできることをご紹介します。

漢方でいう『腎』をイメージしたイラスト

漢方でいう『腎』は、現代医学でいう腎臓とは異なる、身体全体に関わる考え方です。

まず知っておきたいのが、漢方でいう『腎』は、現代医学でいう「腎臓」だけを指す言葉ではないということです。

漢方では『腎』を、成長や発育・生命力・年齢を重ねることなどと関係の深い、幅広い概念として捉えます。
また、水分代謝や排泄、骨や歯・髪・耳などとも関係があると考えられています。

そのため、漢方では年齢とともに現れてくる身体の変化について考えるとき、『腎』の状態をひとつの大切な視点として捉えます。

漢方には、「腎虚(じんきょ)」という言葉があります。
これは、漢方の考え方の中で『腎』の働きが弱くなっている状態を表す言葉です。
年齢を重ねたり、長い間無理をしたりすると、『腎』の働きも少しずつ変化していくと漢方では考えます。

そのため、
 *疲れやすい
 *足腰が弱くなったように感じる
 *髪の変化が気になる
 *耳の聞こえ方が以前と違う
 *排尿の変化が気になる
など、さまざまな変化を『腎』と関連づけて考えることがあります。

ただし、これらの症状があるからといって、必ず「腎虚」であるとは限りません。
同じような症状でも、その方の体質や生活習慣などによって考え方は変わります。

ですから、「症状があるから腎虚だ」と自己判断するのではなく、気になる変化があれば専門家に相談することが大切です。

私たちの身体は、年齢とともに少しずつ変化していきます。
だからこそ、無理に若いころと同じように頑張るのではなく、今の自分の身体をいたわっていくことが大切です。

漢方の考え方では、『腎』を守るために、
①『腎』の消耗を避けること
②『腎』を補うこと
この2つを大切にします。

では、具体的にどんなことをすればよいのでしょうか?

まずは、毎日の食事です。

漢方の食養生では、『腎』と関連のある食材として、
 *黒ごま・黒きくらげ・黒豆・海苔などの黒い食材
 *山芋・オクラなどの粘りのある食材
 *エビや貝などの海のもの
などがあげられます。

黒ごま・黒豆・黒きくらげ・海苔などの黒い食材

漢方の食養生では、黒ごま・黒豆・黒きくらげ・海苔などを『腎』と関連する食材として考えます。

ただし、「この食材を食べれば『腎』が元気になる」という単純な話ではありません。
大切なのは、特定の食材だけに偏るのではなく、毎日の食事を楽しみながら、バランスよく食べることです。

敬老の日には、家族でいっしょに食卓を囲み、「これからも元気でいてね」と話しながら食事をするのもいいですね。   

次に大切なのが睡眠です。

疲れているのに、夜更かしを続けていませんか?
「まだ大丈夫」と頑張り続けるよりも、疲れたときにはきちんと休む。
睡眠時間を確保することも、大切な養生のひとつです。

「最近、よく眠れているかな?」
敬老の日をきっかけに、ご家族でそんな会話をしてみるのもよいでしょう。

適度に身体を動かすことは大切ですが、頑張りすぎないことも同じくらい大切です。

漢方の養生では、
*適度な運動
*過労を避ける
*気持ちをため込みすぎない
*休む時間をつくる
といったことも意識します。

「元気でいたいから、もっと運動しなくては」と頑張りすぎるのではなく、
「気持ちよく身体を動かして、疲れたら休む」くらいから始めてみましょう。

漢方には、「補腎(ほじん)」という考え方があります。

『腎』の働きを支えることを目的として使われる漢方薬もあります。
ただし、「年齢を重ねたら、この漢方薬を飲めばいい」というものではありません。

漢方では、その方の体質や症状・生活習慣などを考えながら、その方に合ったものを選んでいくことが大切です。
また、現在飲んでいる薬や漢方薬・サプリメントなどがある場合は、薬剤師にご相談ください。

年齢を重ねると、若いころとは身体の感じ方や変化が違ってくるのは自然なことです。
でも、「年齢だから仕方ない」と、すべてをあきらめる必要もありません。

*食事を少し見直す
*睡眠を大切にする
*頑張りすぎない
*身体を動かす
そして、気になる変化があれば相談する。

こうした小さな積み重ねが、これからの自分の身体と向き合うきっかけになります。

家族で食卓を囲みいっしょに食事をする様子

敬老の日をきっかけに、家族で食卓を囲みながら、これからの健康について話してみませんか?

敬老の日というと、プレゼントを思い浮かべる方も多いと思います。

でも、今年は少し違った形で、「最近、体調どう?」と聞いてみませんか?
「よく眠れている?」
「食欲はある?」
「足腰は大丈夫?」
「何か気になっていることはない?」
そんな何気ない会話から、本人も気づいていなかった身体の変化が見つかることがあります。
そして、それはご家族自身の健康を見直すきっかけにもなります。

敬老の日を、「これから元気に過ごすために、家族で健康について話す日」にしてみるのも素敵ですね。

年齢を重ねると、身体にさまざまな変化が現れます。
「年齢のせいかな?」と思うこともあるかもしれません。
でも、気になる症状がでた場合には、まず医療機関で確認することも大切です。

漢方では、体質や生活習慣などを含めて、その方の状態を考えていきます。
「病院で診てもらったほうがいいかな?」
「病気というほどではないけれど、年齢による変化が気になる」

そんなときには、医療機関での確認とあわせて、漢方の考え方から日々の養生を見直すという方法もあります。

いいえ、同じではありません。

漢方でいう『腎』は、現代医学でいう腎臓だけを指すものではなく、成長・発育や年齢による変化など、幅広い意味をもつ考え方です。

いいえ。
「腎虚」は現代医学の病名ではなく、漢方で使われる状態・体質の考え方です。

疲れやすい、足腰が気になる、髪や耳・排尿などに変化があるからといって、必ず腎虚というわけではありません。

漢方の食養生では、『腎』と関連づけて考えられている食材があります。

黒ごま・黒豆・海苔・山芋など、普段の食事に無理なく楽しみながら摂り入れてみましょう。

はい。

「疲れやすくなった」
「以前と身体の感じが違う」
「年齢による変化が気になる」
など、病名がはっきりしない段階からでもご相談いただけます。

体質や症状だけでなく、食事・睡眠・生活習慣なども含めて、いっしょに考えていきます。

もちろんです。

「最近、少し疲れやすそう」
「眠れているのかな」
「年齢による変化が気になる」
など、気になっていることを整理するところからでも大丈夫です。

ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も、まずはお気軽にお話ください。

漢方では、『腎』を成長や発育・生命力・年齢による変化などと関係の深いものと考えます。

年齢を重ねることは、誰にでも訪れる自然な変化です。
だからこそ、
「頑張りすぎない」
「しっかり休む」
「毎日の食事を大切にする」
「気になる変化をそのままにしない」

ということを、大切にしていきたいですね。

かぎや薬局では、年齢を重ねても元気に過ごすための「健康の土台づくり」についてもご紹介しています。
人生100年時代を元気に過ごしたい方は、こちらもぜひご覧ください。


『腎』を守るために大切なのは、
①『腎』の消耗を避けること
②『腎』を補うこと
の2つです。

敬老の日は、ご家族に「いつまでも元気にいてね」伝えるだけでなく、
「これからも元気に過ごすために、何ができるかな?」
といっしょに考えてみる日にしてはいかがでしょうか。

富士宮市で年齢による身体の変化や漢方について気になることがありましたら、かぎや薬局へご相談ください。

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